先々週の10月23日、こちらのブログで敬語についてのアンケートを実施いたしました。
ご協力くださった皆さま、本当にありがとうございました。
今回は、皆さまにご協力いただいたアンケートの集計結果を、抜粋してご紹介したいと思います。
【1】あなたは上司や部下、取引先や顧客との会話で敬語を使いますか?
10件の回答があり、全員使うという回答でした。
【2】「敬語を使うことがある方へ」敬語を使っていて、気になることがありますか?
11件の回答があり、「気になることがある」が10件、「気になることはない」が1件でした。
私のブログを読んで、わざわざ時間と手数をかけてアンケートに答えてくださる方は、おそらく平均よりは敬語について考える意識の高い方かと思われますが、その方たちをしても、やはり敬語について気になることがあるということが明確に結果として出ました。
具体的にどのようなことが気になっているかについては下記のとおりです。
・これは正しい敬語なのか聞いてみたいものがある 8件
・こんなとき、敬語で何と言えばいいのか教えてほしいものがある 3件
・よく意味の分からない敬語があるので教えてほしい 1件
・とっさに出てこなくて言い淀むことがある 1件
【3】敬語で困ったことなどはありますか?
敬語で困ったこととして、怒られたことがあるという回答もあれば、何も言われないので不安という回答もあり、様々な状況の中で敬語を自分の悩みとして抱えている姿も見えました。
また、話すときはよくても文章で困ることが多いという回答がありました。
会話では気にならない「いただく」の多用が、文章にすると目立ってしまうというような原因もあるようです。
【4】これからも敬語は必要だと思いますか?
10名が回答し回答数は22件と、敬語の必要性を強く皆さんが感じていることが分かり、私も頑張らねばという気持ちにさせられました。
・円滑な人間関係のため 6件
・顧客満足のため 5件
・正しい文章を書くため 5件
・上司や取引先との会話のため 4件
・外国人同僚の手本になるため 1件
・部下や後輩を指導するため 1件
【3】にもありましたが、正しい文章を書くためという回答が多いのが気になりました。
会話で話しているときはイントネーションや表情で補えるものが、文章になり、言葉が100%になったときに、会話では目立たなかった不自然さが目立ってしまうということなのかもしれません。
また、敬語は、一つではありません。
「話す」という言葉をとっても「話される」「お話になる」「おっしゃる」などいくつもの言い方があります。
このいくつもある言い方を、相手と状況に合わせて適切に使い分けられるようになることが肝要です。この使い分けに関するご質問やご意見もありました。
「文章」と「使い分け」、この二つについては、大きなテーマとして考えていきます。
ちょっと時間はかかりますが、どうぞお待ちくださいませ。
他にもいくつかご質問やご意見を頂きました。
中には、私よりもずっと深く考察なさっているご意見もありました。
このブログでお答えできるものについては、順次取り上げていきたいと思います。
最後にもう一度、御礼申し上げます。
ありがとうございました。
そして、今回のアンケートを生かしてまいりますので、
引き続きよろしくお願い申し上げます。