敬語の確認テスト~正解と解説

問題

3問それぞれについて、以下の3つを考えてみてください。

① 正誤:合っているか、間違いか

② 該当箇所:間違いなら、それはどこか

③ 修正例:間違いなら、どう修正すればよいか

※修正例は一つとは限りません。

余裕のある方は、なぜ間違っているのかを説明してみてください。

 

【第1問】

料金プランをご相談していただいた方に、ノベルティをプレゼント!

 

【第2問】

内覧をご希望される方はベルを押してください。

 

【第3問】

インターネットからご注文できます。


今回は、その正解と解説です。

正解と解説

【第1問】

 

料金プランをご相談していただいた方に、ノベルティをプレゼント!

① 正誤:間違い

② 該当箇所:「ご相談していただいた」

③ 修正例:「ご相談くださった」

◆理由◆「ご相談して」は相談者ではなく相談を受ける人(=受け手)を立てる敬語だから間違い。また「いただいた方」では相談してもらったほう(=店員)がノベルティをもらうことになりうるので、間違い。

 

【第2問】

内覧をご希望される方はベルを押してください。

① 正誤:間違い

② 該当箇所:「ご希望される」

③ 修正例:「ご希望の」「希望される」

◆理由◆「ご希望される」は主体を立てる受け身形(=される)と、受け手を立てる付加形(=「ご~する」)が混じった二重敬語。ここでは希望する主体を立てる敬語だけを使うべきなので、間違い。

 

【第3問】

インターネットからご注文できます。

① 正誤:間違い

② 該当箇所:「ご注文できます」

③ 修正例:「ご注文になれます」「注文できます」

◆理由◆「する」の可能表現が「できる」。したがって敬語として使われているのは「ご~する」であり、注文を受ける側を立てる付加形。ここでは注文する主体を立てる敬語だけを使うべきなので、間違い。間違った敬語を使うくらいなら、「注文できます」としたほうがよい。

 

説明不足や分かりづらい点、「こんな修正例は合ってる?」などありましたら、どうぞコメント欄でお知らせください。

 

今年一年、お読みいただき、ありがとうございました。

来年もよろしくお願いいたします。

それでは、良いお年を!


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