WBC ダルビッシュに見る自信と謙虚

WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)はご覧になりましたか?

14年ぶりの優勝ということで、日本中が歓喜に沸き、視聴率は40%越えとか。

 

私はといえばスポーツ音痴で、やるのも苦手なら観戦もしません。そんな私がニュースでダルビッシュのインタビューを見て感動しました。録画していなかったので、言葉が正確ではありませんが、これは「敬意」にも通じる話だと思いましたので、今回取り上げたいと思います。

 

ダルビッシュ選手の発言の主旨を、私の記憶で書き起こします。


「WBCに参加することで、大谷選手と一緒に食事ができる。何を食べ、何をおかわりするのかを見ることができる。こんな機会は滅多にない。」


謙虚に学ぶ

ダルビッシュは今回の侍ジャパンで最年長と聞きました。一方の大谷といえば、ダルビッシュからみれば、自分がトップスターになった頃にデビューした若輩者のはずです。その大谷から、引退も視野に入ってきたダルビッシュが学ぼうというのですから驚きです。

「後生畏るべし」という言葉を地で行くその姿勢に、身の引き締まる思いがしました。

 

そして、少し検索をしてみれば、実は21歳の頃の大谷に、自身の知識を伝えていたことも分かりました。そして、自身が苦労してつかみ取った知識を惜しげもなく伝えていくのにはダルビッシュの考え方があるようなのです。

それが、以下の記事に載っていたので引用したいと思います。

全体に奉仕する

「野球界のことを考えたときに、個人成績はそこまで大きく発展にはつながらない。(中略)発展を目指すなら選手個人個人が、後輩に伝えていけることをやっていかないとダメ」


上記は、以下の記事からの引用です。

ダルビッシュは、自分の成績を上げるために大谷の食事からも学ぼうとしているのです。そこまで勉強し、恐らくは一般人には想像もつかない努力したうえで、でもそれだけではダメだと言っているのです。
自分個人の成功を目標に置いていないからこそ、いくら勝利を上げようとも謙虚でいられるのでしょうか。

謙虚とは、理想を大きく持つことなのかもしれません。

事実をありのままに見つめる姿勢

自信家というと、傲慢な鼻持ちならない人というイメージがあるかもしれないが、自信と傲慢は全く違います。自信の裏返しは謙虚であり、この二つはコインの裏表にすぎません。

どちらも、自分の目で物事を見て、見えた事実をありのままに受け入れることです。他方、傲慢な人や卑屈な人は、見たくないものを認めません。

 

謙虚というのは、自分を成長するもの未熟なものとして捉える姿勢や、全体の中で存在させてもらっている自分という認識を持つことであり、自信とは、そんな自分を実際以上のものとしても実際以下のものとしても見ないこと。ダルビッシュ選手からそんなことを感じました。

 

本当にプロというものはすごい。

世界一奪還、やってくれましたね!

それでは、また。


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