敬語クイズ#2主体を立てる「お~」の使い方~解答と説明

先週の問題はこちら

問題部分だけ再掲すると以下のとおりです。

問題

次の文章にある①~③の空欄に当てはまる言葉は何か?

選択肢の中から、記号で答えなさい。

ただし、記号は一回ずつしか使えない。


ある動詞が表す行為を(①   )を立てる敬語は、

その動詞を(②   )し、加えて頭に「(③  )」を付ける。


【選択肢】

ア)する人

イ)してもらう人

 

ウ)現金化

エ)動詞化

オ)名詞化

 

カ)ちょんまげ

キ)お

解答と説明

答えは、以下の通りです。

 

①-ア)

②-オ)

③-キ)

 

これを入れると、問題文は以下のようになります。


ある動詞が表す行為をする人を立てる敬語は、
その動詞を名詞化し、加えて頭に「お」を付ける。


具体例を挙げれば、「お並び」「お待ち」「お読み」などです。

 

そして、この敬語の作り方を「付加形」といいます。軽すぎず重すぎず、ビジネスでは一番使いやすいところです。そして、この、動作なのに動詞として表現しないという考え方さえ押さえておけば、お客さまに向かって「契約書を確認れてください」とか、「こちらで待ちますか?」などという間違いはできなくなります。(動詞にしないようにしているのに「する」を付けてしまっては意味がありませんからね!)

敬語は、一つ一つポイントを押さえておけば、難しいものではありません。

どうぞ敬語の考え方を理解して、相互尊重に基づく人間関係を築いてください。

復習

最後に、主体を立てる敬語を使って、短文を作ってみましょう。

本当に短くてよいので、「お客さまがお並びです」「社長がお読みです」を真似てみてください。

※こんな動詞は敬語にできないだろう、というような短文をあえて作ってくださっても構いません。その場合はなぜ主体を立てる付加形が作れないのかを説明します。

 

それでは、また。