『お召し上がりにならない』~あっぱれ敬語

このところ、「召し上がる」にまつわる残念な敬語ばかり見てきたので、自分でも嫌になってきました。

そこで、ちゃんと敬語を使っているところもあるというのが、今回の記事です。
それが、こちら。

(アイスクリームのような溶けやすいものや、魚や肉のような腐りやすいものをスーパーで購入したときに氷をもらうことがありますよね。あれです)

あえて、偽敬語を作ってみる

間違った敬語にいくら慣れさせられていても、正しい敬語を見るとなんとなくシャっきりするというか、背筋が伸びる感じがありませんか。

 

下記の、正しい敬語と間違った敬語と見比べてみてください。

〇「お召し上がりにならないでください」〇

✖✖✖「お召し上がりになられないでください」✖✖✖

✖✖✖「お召し上がらないでください」✖✖✖

✖✖✖「召し上がりにならないでください」✖✖✖

✖✖✖「召し上がられないでください」✖✖✖

✖✖✖「頂かれないでください」✖✖✖

「お召し上がりにならない」は二重敬語?

もしかすると、読者の中には「召し上がらない」という敬語を「お召し上がりにならない」と変換したら、二重敬語ではないのか?正しくは「召し上がらない」と言うべきではないのか?と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

その理解は合っています!

ただし、『敬語の指針』にて”習慣として定着している二重敬語”として認められているので、どうぞご安心ください。

 

「召し上がらないでください」or「お召し上がりにならないでください」

どちらが適切かは敬意の度合いによって選んでくださいね。

 

それでは、また。